私たちの手の届く世界は、身の周り、家族、街、自然を越え、果てしなく在るのではないかと思うのです。
– サイコラ絵理子 –
仄暗い要塞の中に一つ小さな窓があり、そこから外を見たらどんな景色が見えるでしょうか？この心理的問いを始点として、見たい景色を手の届く場所へ置いてみる。(to bring it within reach)
– 直 –
日常や旅先で 閃くSCENEに出会うことがある。手元で出し入れするうちに そのSCENEは伸縮され 夢のように辻褄はあわない。そのうち 彩りあふれ顕われる
– 寺田佑子 –
息をのんで、目の前の世界と同化する瞬間。その一瞬よりもわずかに永いときを、物理的な絵の具を使って時間をかけて描く。これは揺れ動く認識の狭間で輪郭を捉えようともがく自画像なのかも知れない。
[展示情報]
▪会期：2024年10月31日(木) – 11月4日(月)
▪会場：GALLERY33 NORTH A/B
▪開館時間：11:00 – 19:00 (初日16時から/最終日のみ17時迄）
▪住所：東京都杉並区高円寺北2-8-5
▪作家：寺田佑子/サイコラ絵里子/直